マンガラ・インタビュー 

ヌメロロジー(数秘)とタロットの卓越した教師であるマンガラは、1994年より毎年来日し、その深い知識と知恵を、多くの人々と分かち合ってきました。

生まれはイギリスですが、世界に拠点を置いてワークしています。

「リビングエナジー」は、過去20年にわたる彼女のワーク、そして内面の旅について聞く機会を得ました。

編:まず、数秘(ヌメロロジー)の全体像についてうかがいたいのですが。

ヌメロロジーとはご存知のように、数の持つ波動、数のエネルギーの科学です。

円を9等分すれば、9つの部分から全体ができていることになりますね。
それぞれの部分のエネルギーと質が、ヌメロロジーでは1から9までの数字で表されているのです。

そして、円を人間の心理全体だと見なせば、それぞれが人間の行動の、ある側面を表わすということもお分かりいただけるでしょう。

ヌメロロジーのチャートを読むことは、その人独自の詳しい地図を読むようなもの。
その人が、旅のどの辺りにいるのかも教えてくれるのです。

よくそんなに分かるものだ、というクライアントの反応を見ていると、私までびっくりさせられてしまうほどです。

例えば、どうしてあることがある時期に起きたのかが初めて分かったということも、よくあるんですよ。

編:オーラソーマとヌメロロジーはどう関わりますか。オーラソーマを学んだ人で、あなたのコースに惹かれる人が多くいるようですが。

オーラソーマに惹かれる人はたいてい、自分や周りの人たちをもっと理解したいと望んでいる人たちですね。

オーラソーマはとても美しく、日本でも非常に広がってきていますが、多くの人にとって、それは自分を深くのぞき込む最初の体験ではないでしょうか。
ですから、その人が自分を見つめる別のツールに惹かれるのも自然なことだと思います。

ヌメロロジーはそういう意味で、とても自然な次の一歩です。
この2つのシステムは、互いに補い合うし、新しい次元を付け加えてくれますから。

オーラソーマはボトルと関連づけて、他にもさまざまな体系を紹介していますから、自分で感じて、さらに学びたいことがあれば、そうしてみたらいいと思います。

編:あなたの教えるヌメロロジーのユニークな点は何でしょうか。

私は自分のワークショップを、エクスペリエンシャル・ヌメロロジー、つまり体験的なヌメロロジーと呼んでいます。

このワークでは主に右脳、つまり直感のマインドを使うんです。
ヌメロロジー自体は、非常に高度に発達した数学の一派ですが、そういう方法で学ぶのは無味乾燥だし、とても骨が折れ、退屈だし限界があるものです。

それに対し、直感のマインドは、論理という制限を飛び越え、真の理解へのドアを開いてくれます。
もちろん、どうやって数を出すのかという基本を学ぶ必要はありますが、それを無意識の深みに根づかせるのが大切だと考えています。

たとえて言えば、車の運転を習うようなものですね。

まず理論を教科書から学ぶ、まずは意識的に、論理的な脳を使って学ぶ必要があるわけです。
ここでクラッチを切ってとか、ギアを変えてとか。これは昔の車の話ですけど(笑)。

自転車の乗り方でも何でも同じですが、練習を積むうちに、それが無意識へと沈んでいきます。

そうなれば、もういちいち考える必要はありません。
それは統合された体験となったわけで、必要ならば、いつも引き出してくることができるのです。

チャートのパターンについて見てみると、それはまさに人の数と同じだけある、
と同時に、人はみな、9つの数字の影響を受けているとも言えます。

ですから、数字のエネルギーを体験するエクササイズをすることで、そのエネルギーからどんな影響を受けているかを、ダイレクトに、実感として知ることができる。
それによって、自分のある側面を体験するだけではなく、そのエネルギーを純化する方法を学ぶことにもなるのです。

あらゆる数は、エネルギーのネガティブな課題から、純粋な本質、ギフトの状態へと移る機会がある旅のようなもの。
つまり、それぞれの数は、私たちの生きていく旅の課題だと言えるのです。

編:直感について、もうちょっとお話してもらえますか。

直感の定義はいろいろありますが、もっとも分かりやすいのは、どうしてかは分からないけれど、あることがそうだと分かるということでしょうね。

理論的には説明できないけれども、そうだということ。
それは、論理的なマインドが邪魔をしないとき、起こることなんです。

直感は、全体と私たちをつないでいる能力です。
直感は、普遍的な意識、あるいは宇宙のマインド、存在、呼び方はどうでもいいのですが、そういう意識へ差し出されたアンテナなのです。

じつのところ、私たちは周りの出来事やお互いの存在と分かたれてはいません。
論理的なマインドからすれば、いかにもそういう印象を受けますが、それはたんなる幻想なのです。

直感のマインドにいるときには、私たちはつながりを感じるし、論理的なマインドの狭い視野とフィルターを通さずに、物事のあるがままの姿を見ることができる。
論理的なマインドが支配しているときには思いもよらない洞察や、理解へと開いていけるのです。

直感を使ってヌメロロジーを学ぶとき、物事は論理的であるとは限らない、でもそれでもOKなんだということを学び、体験することにもなります。
ですから、いったん基礎を身につけたら、チャートに書かれた数の組み合わせから、非論理的な結論を引き出すこともありえます。

どうしてかは説明できないけれど、そうだと感じる、自分の感覚を信頼する必要があります。

体験を通して、自分の直感がどれほどすばらしくて効果的かを知ることになるでしょう。

そうすれば、日常でも、そういった体験をもっと信頼できるようになります。

私のグループはすべて、右脳を使うことに強調が置かれています。

「直感の流れ」というワークショップもリードしています。そこでは純粋に直感の声を聞くことを学び、それを育てていきます

本当にエキサイティングなコースで、誰でも機会さえ与えられれば、つねにすばらしく直感を働かせられることを、身をもって実感できるコースです。

編:ヌメロロジーは自分を理解するためのすばらしいツールだということですが、他の人を知るためのツールとしてはどうなのでしょうか。

それは、参加者にとって必然の成り行きでしょう。

チャートを通して人を見るのはとても興味深いことなで、ワークショップがまだ終わらないうちに、みんな自分の家族や恋人の持っている数を計算し始めます。

そして、個別の部分をつなぎ合わせていくことで、どうしてこの人はこういう反応をするのか、どうして人間関係にこういう傾向があるのか、ひらめきとともに理解することになるのです。

チャートを見ることで、パートナーや子供や両親や友人がどうしてそんな行動をするのかが理解できる。

それによって、判断(ジャッジ)を手放すことが可能になります。

というのも、判断というのは結局、あるがままのその人であるべきではないという思い込みなわけですから。

人のチャートを読むのは、学びのための方法でもあります。
みんな、あらゆる数の影響を受けているとはいっても、影響される部分や、影響のされ方は人それぞれです。

人を巨大なパッチワークの布になぞらえれば、パッチワークを織り成している布は9種類しかなくても、その組み合わせはほとんど無限です。
私は実際に、何年もの間、身近にいる人のチャートを作り、その人の行動を密接に観察して、ある数がある分野でどんな働きをするのかを観察したものですよ!
それで、自分だけではなく、人の傾向も、じつによく理解できるようになりました。

編:それでは、プロとしてヌメロロジーを使うことについてはどうでしょう。例えば、どのようにオーラソーマのセッションと組み合わせていけるのでしょうか。

ヌメロロジーは非常に正確な情報を、すばやく簡単に与えてくれますから、多くのプロのカウンセラーやセラピストが糸口をつかむために利用しています。

誕生日を計算するだけで、ほんの数分のうちに、その人がどんな人で、今、どんな課題に直面している時期なのかなど、多くのことが明らかになります。
それによって、その人が抱える問題を、より効果的に見るための背景が分かる。

ボトルを選ぶ以前に、その人の背景が分かっているのは、とても役に立つことだと思います。
実際、その人のいる位置、その時期に体験している事柄に直接結びついたリーディングができるわけですから。

そのセッションは、より具体的で、より助けになるものになるでしょう。

編:あなたはタロットをヌメロロジーとともに使っていますね。そのことについて、お話しいただけますか。

この2つのツールはとても良い、価値のある組み合わせだと感じています。

ヌメロロジーは、その人の全体像と、旅の道の上でどんな場所にいるのかを教えてくれる。
そしてタロットは、それを踏まえた上での詳細を教えてくれるのですから。

ヌメロロジーは家そのもの、それに対しタロットは、家具などのインテリアのようなものですね。
ヌメロロジーによって明らかになった骨組みが、タロットによって、色づけされるのです。

ヌメロロジーは潜在的な可能性を教えてくれますが、その人がそれをどう使っているのかまでは教えてくれません。
そこでタロットの出番となるわけです。

タロットは無意識の鏡であり、意識化されていない、マインドの隠れた深い層で実際に起こっている物事を映し出すものなのです。

例をあげてみましょう。

ヌメロロジーによれば、今年は責任がテーマとなる年だという人がいたとしましょう。

タロットを使うことで、その課題が実際の場面でどんな形で現れているか、それにどう対処しているかが分かるのです。

無意識の中の幼少期のパターン深くへと入り込み、そのパターンにどう支配されているか、そして何をしていく必要があるのかを見せてくれる。

つまりタロットは、プロセスを見ることで、無意識に沈んでいるものを意識化させてくれるものだと言えるでしょう。
そこで起きているプロセスに気づくことができれば、もちろん、もう無意識ではなくなり、それに支配されることはなくなります。

それが、自己を知り、意識化していくプロセスなのです。

編:お話をお聞きしていて思ったのですが、ほとんどの人は、ヌメロロジーとかタロットは未来を予知する占いの道具だと思っています。
でもあなたは、そういう使い方はされていませんね。そのことについてお聞きしたいのですが。

一般的な占いとは、エソテリック(秘教的)なツールを、表面的に解釈したものなんです。

たしかにこうしたツールは、未来を予測するのにも使えますが、その理由は、私たちが無意識のマインドに突き動かされ、行動しているからなんですよ。

それは、コンピューターのソフトのようなもの。
機械なら、いったんプログラムをインストールしたら、ボタンを押したらどう反応するか、予測できるでしょう?

だから、ある人がどんな行動をとるかは、無意識のプログラムを読めば、分かります。
ですから占い師は、こうしたツールを使って、無意識がどんな方向にあなたを連れていこうとしているかを告げるわけです。

私たちはみな、かなり無意識ですから、それなりに予測ができるのです。

でも、そのプログラムに意識的になれれば、そこに選択の余地が生まれ、
プログラムに自動的に動かされることは徐々になくなっていきます。

ですから、より意識的になることを助けるのが、こうしたツールの本来の使い方なのです。

そして、気づいていようといまいと、「人生」は、実はそのためにあるんですよ。

私たちはみな、より意識的になりたいのです。
それこそ、内なる存在が望む、自然の進化の方向性なのですから。

けれどもこれは、ニューエイジに関わっている人が忘れがちな点でもあるかもしれませんね。

エソテリックな知識を夢中になってたくわえ、それで終わってしまう。

ありとあらゆる情報を手に入れて、それ自体がすごいことであるかのような錯覚を起こしている人もいますが、じつはマインドというコンピューターの情報が増えただけなんですよ。

たんに知識をかき集めても、それは知恵ではありません。なのです。
気づきのためにツールを使っていく方法を知らなければ、いくらこうしたことを学んでも、まったく無駄で、本当には意味はありません。

自分の反応の仕方にもっと意識的になり、気づきをもたらしていくこと、それこそが、スピリチュアルな生き方への本当の入り口だと言えるでしょう。

編:けれどもヌメロロジーは、その人がどんな人で、人生のどんな地点にいるのかを示してくれると言いませんでしたっけ?
ということは、人生は予測できるってことじゃないのですか。誕生日を変えることはできませんしね。

もちろん基本的な刻印は変えられません。
でもそれをどう活用するかは、まったく私たち次第なのです。

ヌメロロジーが教えてくれるのは、ポテンシャルです。そして、それを知るのは価値があります。

人生のさまざまな分野のポテンシャルを知ることで、それをどう伸ばせばいいか、理解できるわけですから。

たとえば、ある人の仕事の才能は、サポートや協力することだとしましょう。
それなのに、いつも率先して新しく何かを始めようとしてばかりいれば、その人はこの分野では、欲求不満や挫折感を体験せざるをえないでしょう。

でもそれがわかれば、このポテンシャルを活かす一歩を踏み出せるのです。

人生においては、あらかじめ決められている物事もある、というのは確かだと思います。

とはいえ、実際にそれを形にしていくのは自分。
ですから、変えようと思えば変えられるものもあります。

私たちは、ボディとマインド(心身)というメカニズムを持った存在ですが、それだけではなく、意識の存在でもありますから。

意識的になるにつれて、この人生という機会を、よりポジティブな仕方で使うことができるようになるのです。

編:あなたはどのようにヌメロロジーのワークをするようになったのですか。

すべてはタロットから始まったのです。

心理学の学位を取って、数年間ジャーナリストとして働き、それから進歩的な女性誌の編集者となりました。
何もかもとてもうまく行っていたのですが、突然でしたね、終わりがやってきたのは。

私にとって、そうしたことが無意味になり、何の興味もなくなってしまったのです。

それからの数年間は、自分が何を探しているかも分からずにあちこちを旅して回り、行きついた先がインドのプネーにあるOSHOの瞑想センターでした。

そこで、タロット・リーディングをしてもらい、たちまちタロットカードに恋してしまった。
私にとって、ずっと探していたものはこれだ、心理学を通して探していたのに見つからなかったものはこれだ、と感じたのです。

人の心理に分け入り、それを理解するこんな方法があったとは、と、たちまちのうちに夢中になりました。

それからはどこへ行くにもカードと一緒です。
私にとっては、使い方を学んだと言うよりも、思い出したという方が当たっている感じですね。

それから数年して、ヌメロロジーに出会ったときも、そんな感じでした。

ある意味では、すべて偶然の成り行きだったとも言えるんですが。

そのころには、友人にはタロットのリーディングをするようになってはいましたが、まだプロにはなってはいませんでした。
そんなあるとき、私は友人をたずねてハワイに行ったのです。

そこで彼女はサイキック・リーディングをしていて、私にもセッションをしたらいいんじゃないと、面接の手はずを整えてくれたんです。
ところがその店では、2つのツールを使える必要があるという話。でも私には、そのころはタロットしかありませんでした。

そんなとき、その彼女の家の大きな書斎に山ほどあったヌメロロジーの本を見つけて、すっかり入れ込んでしまったというわけです。
私にとっては、何かとてもなじみのある、深く埋もれていた記憶が蘇ってくるような感じでした。

そしてその一週間後にはもう、そのお店でヌメロロジーとタロットのセッションをしていました。

そしてそれが、今でも続いているというわけです。

それは25年ほど前のことなんですが、今思えば、ほんの始まりに過ぎなかったようです。

それ以来、私はいろんなことを学び、しかも今もまだ学び続けていますから。

自分自身についての新しい発見をするたび、私のヌメロロジーに対する理解も増しています。
人生を見つめるための、すばらしいツールなんですよ。

私はこの出会いにとても感謝していて、だからこそ、こうしたツールを教えるのがとても好きです。

私はいつも、こうしたワークショップでとても貴重なものを手渡していると感じているし、それは本当にすばらしい感じなんです。

(2001年のインタビュー)

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